アメリカのテレビ事情 – 契約は必要?日本の番組は見れる?

テレビ

アメリカについて調べたり、アメリカで生活を始めてみると、テレビ事情についても知りたくなりますよね。

そこで今回は、アメリカのテレビについて、最新情報をもとに解説したいと思います。

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アメリカのテレビ事情

アメリカのテレビ放送は1940年代から始まりました。そして現在に至っても主要メディアと位置付けられており、広告収入も年々増加しています。(以下参考記事の抜粋)

The report predicts that total TV and radio broadcasting station revenue will hit $40.05 billion in ad revenue in 2022, up 13.2% from $35.39 billion in 2021. TV stations expected to expand their revenue from $34.06 billion in 2021 to $38.22 billion in 2022. 

テレビとラジオ放送局の広告収入合計は2022年には400億5000万ドルに達し、2021年の353億9000万ドルから13.2%増加すると予測している。テレビ局は2021年の340億6000万ドルから2022年には382億2000万ドルに拡大すると予測した。 

tvtech – 2022 Forecastより

アメリカには多数の放送局が存在します。その数はなんと2,500以上。日本は120とされていますので、実に20倍以上の規模を誇ることになります。

その中でも、特に存在感を示しているのが、Big 4と呼ばれるABC, CBS, NBC, FOXの4局です。中でもABCは経営母体がウォルトディズニーに変わったことでも有名で、放送局の構造は時代の移り変わりとともに大きく変化しています。

テレビ局が多い分、番組数もとても多いです。ニュース、バラエティ、ドラマ、通販、ローカル番組などそれぞれに専門チャンネルが存在し、2021年時点では、全米で1,700以上の番組が放送されています。

アメリカのホテルに泊まったときに、チャンネル数の多さに驚いた人も少なくないと思いますが、そこで流れている番組もごく一部だということですね。

どうすれば見れる?

2通りの方法がありますので以下で紹介していきます。

ケーブルテレビに加入する

代表的なケーブルテレビプロバイダーは、

AT&T
コムキャスト(Xfinity)
ベライゾン(Verizon)
COX

などの通信事業者です。

これらの会社はインターネットプロバイダも兼ねており、ケーブルテレビを抱き合わせで販売するというビジネスモデルです。

コストは月額20~80ドルと、インターネットとは別に料金が掛かることを考えるととても高額です。

本当に見たい番組があるのか、価格に見合ったサービスが提供されているか、しっかりと見極めることが大切です。

Xfinityのケーブルテレビプラン
アンテナから地上波放送を受信する

アメリカでは日本と同じくUHF周波数帯の地上デジタル放送が提供されており、アンテナがあれば誰でも無料で地上波放送を視聴できます。もちろん、契約なども不要ですが、通常はアパートやコンドミニアムにはテレビアンテナが付いていませんので、自分が住む場所に電波が届いているか確認し、20ドル前後のアンテナをアマゾンなどで購入して取り付ければ無料で視聴できます。ケーブルテレビに加入した時と比べて年間で400ドルほど節約できます。電波の調べ方やアンテナの取り付け方、どのような番組が見れるかについては以下の記事で紹介していますので興味のある方はご覧ください。

参考記事:超簡単・初期費用わずか! アメリカで地上波放送を見る方法

日本のテレビは使える?

残念ながら、アメリカのテレビを視聴するのに日本のテレビは使えません。アメリカで購入したテレビであればどれでも視聴可能ですので現地で調達しましょう。

テレビは、Best Buyなどの家電量販店か、Walmartなどの小売店、もしくはアマゾンなどのネットショッピングでも購入できます。

また、アメリカはテレビ本体が安いことでも有名で、同じ機種でも日本の半額で買えるものもあります。

おすすめのテレビの選び方・買い方は以下の記事で紹介していますので興味があればご参考ください。

参考記事: アメリカでテレビを買うならスマートTVがおすすめ!日本で買うより断然安いよ!

お得な豆知識

Rakutenのキャッシュバックを使うと、初めて登録する方は対象のオンラインショッピングで40ドル分キャッシュバックされて、さらに毎回のお買い物で数パーセントのキャッシュバックが受けられますので早めに登録しておくとお得です。使えるお店は全米で3,500以上あります。

日本の番組は見れる?

残念ながら、アメリカの地上波放送やケーブルテレビでは、日本の番組は見れません。ただし、いくつか方法がありますので、代表的なものを以下で紹介します。

VPN+TVerの組み合わせ

TVerは日本の民放5社(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)による無料TVポータルです。見逃したドラマ、バラエティ、などを中心に各局が毎週10番組程度を提供しています。

TVerは通常であれば日本からでないと視聴できませんが、VPNとスマートTVの機能を使うことでアメリカからでも視聴できるようになります

別途VPNを契約する必要がありますが、安いものであれば無料お試し期間があって月額2ドルから始められるますのでコストパフォーマンスは良好です。

おすすめのVPNサービスは月額2.99ドルから始められてランニングコストが抑えられる「NordVPN」です。最初の3ヶ月無料。30日間返金保証あり。日本語サイトあり。ワンクリックでVPN化できるので機械類が苦手な人でも簡単です。

下記記事ではSmartDNS Proxyというサービスを使っていますが、設定のしやすさと使い勝手は断然NordVPNが良いです。

関連記事:アメリカから日本のアマゾンプライムを見る方法

TV Boxで視聴

TV Boxはインターネット経由で録画された日本のテレビ番組をテレビで視聴する方法です。最初にBox購入するだけで視聴できるので、ランニングコストがからないという利点があります。

代表的な機種は「スリングボックス(SligBox)」ですが、は2022年11月9日にサービスが停止となってしまいました。


現時点では、米アマゾンで購入できる以下の機種で日本のテレビを視聴できますが、中国製でサービスがいつ終了になるか分からないため、リスクが高いと言えます。「モノは試し」、「当たればラッキー」という方はチャレンジしてみる価値はあります。

EV PAD 10P 10th Generation 4G RAM/64G ROM 8K Android 10.0 Asia HK JP CN Taiwan

Japan TVのサービスを利用

Japan TVのサービスは過去30日分の日本のテレビを最大99チャンネルまで見ることができます。ミニマムコース(30チャンネル)でもNHK/Eテレやキー局の民放すべてが見放題で月額10ドル強(1年契約)で始められますので、日本のテレビをがっつり見たい人に最適です。

以下の記事でまとめていますので興味のある方はご覧ください。

関連記事:海外で過去30日分のNHKや民放が見放題 – スマートTVで日本のテレビ番組を見る方法

最後に

以上、アメリカのテレビ事情について紹介しました。スマートフォンが普及してからテレビをつける機会は減っていますが、アメリカではいまだたくさんのテレビ番組が配信されていて、まだまだポピュラーな媒体です。アメリカで生活を始めたら、お気に入りの番組を探してみてはいかがでしょうか。

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