SSN(ソーシャル・セキュリティー番号)申請方法まとめ – コロナ禍対応

手続き

アメリカに来てから最初にやる手続きがSocial Security Numberの取得です。

この番号は、アメリカでの身分を保証するだけでなく、銀行口座開設やクレジットカード申請、毎年の税務申告手続きに必要になるなど日々の生活に密着しています。

イメージとしては日本のマイナンバーのようなものですが、きちんと実用化されている点が大きな違いです。

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手続きに要する期間

コロナ禍では、最後の面談を除いてすべてリモートで手続きを行います。

カードを受け取るまでどんなに早くても1ヶ月くらいはかかりますので早めに取り掛かりましょう

注)2022年5月現在、コロナ規制の緩和に伴って窓口での申請を再開している自治体がありますので、最新の申請プロセスは最寄りのSSAオフィスに確認することをお勧めします。

SA Office Locator

手続きの流れ

大まかな流れは以下の通りです。

  1. 必要書類を準備する
  2. 最寄りのSSAオフィスに郵送する
  3. 数週間後にアポイントの電話が入り、面談日時を確定させる
  4. SSAオフィスで面談する
  5. 約1週間後にカードが届く

以下で、個別に説明していきます。

1. 必要書類を準備する

以下の書類を準備してすべて印刷します。

  • SSN申請書(Form SS-5)(リンク
  • I-94のコピー
  • I-129sのコピー
  • 雇用証明書
  • パスポートの顔写真ページ
  • ビザの顔写真ページ

※上記はL1-Bビザ(企業内転勤)の必要書類です。その他は私も経験がありませんので当局ウェブサイトを参照してください。

※SSN申請書作成時に電話番号が必要になりますので、お持ちでない方は渡米後すぐに回線を契約するか、プリペイドSIMを購入しましょう。
   日本のアマゾンでプリペイドSIMを購入
   アメリカのアマゾンでプリペイドSIMを購入
   アメリカの格安SIMをチェック

※プリンタをお持ちでない方は購入するかUPSかFedexオフィスで印刷してもらいましょう。

2. 最寄りのSSAオフィスに郵送する

以下のサイトで近くのSSAオフィスを検索します。

SSA Office Locator

※ホテル等に滞在されている方は滞在先のZIPを入力します。申請書を送るSSAオフィスは、SSN申請書に記入する住所と管轄するオフィスでなければなりません


送付先が確認できたら、印刷した書類を郵送します。

尚、以前の記事でもご紹介しましたが、SSNのような重要書類を送る際は紛失などのリスクを下げるために必ずトラッキング付きで送りましょう

(過去記事)アメリカの配達事情 – 初めて注文した荷物が届かなかった出来事

そして無事に配達が完了したことを確認しましょう。

3. 数週間後にアポイントの電話が入り、面談日時を確定させる

書類が到着してから2週間ほどたつと、SSAオフィスから電話がかかってきます。そこでいくつか候補日が提示されますので、アポイントを確定させます。

2週間たっても音沙汰がない時は放置されている可能性がありますのでこちらからオフィスに電話しましょう。電話番号は SSA Office Locatorから確認できます。

私と同僚の事例では、2週間たっても一向に連絡がなく、こちらから電話をすることでプロセスが進みました。電話を掛ける際は、自動応答ですぐに切れてしまったり、人が出ても軽くあしらわれることがありますが、具体的な動きが見えるまで根気強く続けることが大切です。
4. SSAオフィスで面談する

SSAオフィスに訪問します。

この際、できれば最初に提出した書類のすべてのコピーを持参しましょう。

※少し手間ですが、ここで躓いてしまうとさらに数週間単位でカード受け取りが遅れてしまうことがありますので万全を期しておくのが望ましいです。

5. 約1週間後にカードが届く

「SSN申請書に記入した住所」にカードが届きます。

開封後は番号を控え、普段はカードを持ち歩かず貴重品箱などに入れて大切に保管しておきましょう

カードの原本が必要になるのは運転免許の手続きくらいで、普段使うことはまずありません

配偶者と子供のSSNも申請すべき?

余裕ができたら配偶者のSSNも忘れずに取りましょう。税務申告(Tax Retuen)の時にも必要になりますし、配偶者が自分で銀行口座やクレジットカードを持てるようになります。手順は同じですが、提出書類に婚姻を証明する書類(英訳した戸籍謄本 or 婚姻証明書など)を加えます。また、主ホルダー(駐在員本人等)のパスポート&ビザの写真のページをコピーを同封しておくとより確実です。

なお、子供に関しては米国で生まれた場合はSSNの申請ができますが、日本で生まれた場合はITINを申請します。いずれの場合もタックスリターンまでに忘れずに取得するようにしましょう。

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