アメリカで暮らし始めて、日本から持ってきたものが壊れてしまったときや、そもそも日本から持って来るのを忘れてしまったときなど、
ふと疑問に思うのが「アメリカで同じ製品を買えるのか?」という問題。
ドライヤーの場合は、アメリカ人は日本人と髪質が違ったり、電圧が違ったりするので、どんな製品を買えばよいのか気になりますよね。
いくつか注意しなければならない点がありますが、ポイントを押さえておけば「買って後悔」という最悪の事態を防ぐことができます。
以下で、日本の製品との違いや注意点などについて紹介していきます。
ドライヤーは英語で「Dryer」ではない
ドライヤーは英語でヘアドライヤー(Hair Dryer)と言います。
「あれ、ドライヤーで合ってるじゃん?」と思われたかもしれませんが、
”ヘア”ドライヤーです。
「Hair」をつけるのがポイントで、単に「Dryer」という言葉をアメリカで使うと、衣類用の「乾燥機」の意味になり、全く別物を指してしまいます。
ですので、アメリカ人と話をするときや、ネットで検索するときなどはこの点によく注意するようにしましょう。
日本製品とは電圧が違う
これはご存知の方が多いと思いますが、日本とアメリカでは電圧が違います。
日本は100Vですが、アメリカは110-120Vです。(コンセントの形状は同じ)
結論から言うと、100Vの日本製ドライヤーはアメリカでは使うことができません。
厳密に言うと一応作動はするのですが、とても危険です。
理由は、ドライヤーはそもそも使用する電力量が多いため、電圧が10-20V高くなるだけで結構なボリュームの負荷が機体にかかるからです。
例えば、日本で使うと100V×15A=1,500Wのところが、アメリカで使うと120V×15A=1,800Wになります。
つまり、アメリカの方が300ワット余計に機体に負荷が掛かってしまうということです。
300ワットは冷蔵庫や食器乾燥機の電力量に相当しますので、あの小さいドライヤーにそれだけの負荷が掛かっているということです。
こうなると、電熱線が必要以上に加熱して破損したり、最悪の場合やけどなど人体に被害がでてしまう恐れもあります。
日本のドライヤーをアメリカで使うとどうなるか、想像するだけでぞっとしますよね。
このため、アメリカでドライヤーを使うときは、電圧に注意しましょう。
アメリカで売っているドライヤーであれば心配ない
アメリカで売っているドライヤーであればどれを買っても110-120V対応ですので、使えない、壊れる、といった心配はありません。
機能やラインナップは日本で売っているものと大体同じです。
もちろん、ナノイー対応のパナソニックの製品もアメリカで購入できます。
我が家では日本にいる時からずっとパナソニック製品。
多少値が張りますが、乾いた後の仕上がりが他の製品とは全然違うので、なかなか手放せません。
アメリカでも買えるのは有難いです。
Panasonic Nanoe Hair Dryer – EH-NA2C-W (White)
Panasonic Nanoe Hair Dryer, – EH-NA65-K (Black/Pink)
変圧器を使うことで100vの日本のドライヤーを使うこともできます。但し、変圧器は場所を取りますし、1500wクラスの変圧器は値が張りますので、アメリカで購入できるドライヤーの金額と天秤にかけて判断するとよいと思います。
アメリカで一番人気のヘアドライヤー
パナソニック製品は高いからちょっと、、という人は「REVLON」のドライヤーがおすすめ。
Revlon Compact Hair Dryer | 1875W Lightweight Design, Perfect for Travel, (Black)
REVELONはアメリカの大手美容・ヘアケア用品メーカーです。
「安くていいから最低限の機能でいい」、という人にぴったり。
70,000件を超えるレビューで総合評価★4.5オーバーと米アマゾンで不動の人気商品です。
しかも値段が10ドルちょっととお財布にも優しくてありがたい。
高機能ではありませんが、2段階でパワーが選べて最低限の機能を有しています。
いずれ日本に帰るから、アメリカにいる間はあり合わせのもので済ませたいという人にピッタリです。
もう少し出せるよ!という人は以下がおすすめ。
こちらもREVELONの商品で、上記の商品よりも10ドルほど高いですが、
Hot/Warm、風量などが切り替えられるありがたい機能が備わったドライヤーです。
デザインも悪くないですよね。
米アマゾンで45,000件を超えるレビュー(★4.5オーバー)でこちらも人気です。
REVLON Infrared Hair Dryer | 1875 Watts of Maximum Shine, Softness and Control, (White)
アメリカで使えるドライヤーを日本で購入するなら
「日本とアメリカ両方で使えるものが欲しい」もしくは「世界中どこでも使えるドライヤーが欲しい」という方は、電圧の切り替えができるドライヤーという選択肢もあります。
ヘアードライヤー ナノケア EH-NA9F
このモデルは日本で購入できるパナソニックのドライヤーです(アメリカでは販売無し)。本体に「電圧切替スイッチ」が付いていて、日本、アメリカ、ヨーロッパなど、世界中どの地域でも使うことができます。今後アメリカ以外にも海外赴任の可能性がある人にピッタリです。
日本もアメリカもコンセントの形状は「Aタイプ」で同じです。ヨーロッパや中国など形状が異なる地域で使うときは変換プラグが必要です。
以上、アメリカのヘアドライヤー購入時の注意点とおすすめ商品を紹介させていただきました。
何かの参考になれば幸いです。