アメリカで人気のオススメ空気清浄機(Air Purifier) 11選 – 2024年最新

アメリカは車社会であるため、特に大都市圏において排気ガスによる大気汚染がひとつの社会問題になっています。

このため、アレルギーや喘息の持病のある方、小さな子供のいる家庭では、空気清浄機の導入をぜひ検討したいものです。

そこで今回は、アメリカで空気清浄機の選び方と人気の機種を紹介したいと思います。

いずれも世界中で使えるユニバーサル電源を採用していますので、日本に持ち帰って使うこともできます。

アメリカの空気清浄機

アメリカの空気清浄機は、HEPA（高効率微粒子空気）フィルター、活性炭フィルター、メディアフィルター、スパンガラスフィルター、プリーツフィルターなど、さまざまなフィルター素材を使用しています。

特にHEPAフィルターは米国エネルギー省の基準を満たす唯一のフィルターとして認定されており、どのメーカもHEPAをベースに幾つかのフィルターを組み合わせた機種を開発しています。

空気清浄機の選び方

フィルターの品質

空気清浄機の品質はフィルターの品質に左右されます。少なくとも、0.3ミクロンの粒子を99.97％除去するHEPAフィルターを選ぶことが大切です。

ミクロンとは1メートルの100万分の1に相当する単位です。以下はアレルギーの原因となる物質のサイズを一覧にしたものです。

• ほこり：0.3～10ミクロン
• カビ：4〜10ミクロン
• 花粉：30ミクロン
• ペットのふけ： 0.5〜100ミクロン
• VOC 多くの場合6ミクロン以下
• 煙：0.1〜1ミクロン

今回紹介する機種はいずれも0.3ミクロン以下の粒子を捉えることができ、高性能のモデルでは0.01ミクロンまで対応しています。

フィルター交換のコスト

通常、空気清浄機は3～12カ月ごとにフィルターを交換する必要があるため（期間は機種や稼働状況によって異なります）、本体価格に加えて新しいフィルターのコストも考慮しなければなりません。

ブランドごとにHEPAフィルターの種類は異なり、価格も異なります。中には定期的にフィルターを交換することで割引が適用されるブランドもあります。

部屋の広さ

空気清浄機を選ぶ際には、部屋の大きさを考慮することも大切です。

機種によって効果を最大限発揮できる部屋のサイズが異なるため、各機種で設定された「推奨される部屋の広さ」が参考になります。

各機種の性能は、部屋の空気を1時間に約5～6回の空気を完全に入れ替えることができて、空気中の物質を約70％減少させることを目標にしています。

前置きが長くなりましたが、以下でおすすめの機種を紹介していきます。

コンパクトで最高のコストパフォーマンス

Levoit Core 300

コンパクトでお手頃な価格のLevoit Core 300は、見た目も美しく、中～小規模のベッドルームや子供部屋、オフィスなどで活躍します。コンパクトながら機能性は高く、強力なモーターと0.3ミクロンの360°HEPAフィルターを搭載するこの機種は、空気中の粒子の99.97％を数分で除去します。性能評価では、547平方フィートの部屋を30分で、219平方フィートの部屋を12分で浄化した実績があります。また、ディスプレイライトをオフにできたり、2、4、6、8時間のタイマー機能やフィルター寿命を知らせてくれる機能が付いて100ドル程度とコストパフォーマンスも抜群です。アマゾンのレビューも7万件を超えており、95％が★4つ以上（うち82％が★5つの最高評価）と圧倒的な人気を誇っています。

高性能で経済的 – Coway Airmegaシリーズ代表機種

Coway Airmega AP-1512HH Mighty

AP-1512HHは、最大874平方フィートまでの中規模の部屋で使える空気清浄機です。ファンのスピードは手動で3段階に切り替えでき、自動モードも搭載されていて、 30分間何も検出されないとファンが自動的に停止するエコモードに切り替わるため電気代の節約にもなります。空気の状態をLEDで知らせてくれるセンサーも付いており、1分ごとの状態を知ることができます。さらに、1時間、4時間、8時間で設定できるタイマー機能およびフィルター寿命を知らせてくれる機能も付いています。

Coway Airmegaシリーズのより高性能なモデル

Coway Airmega 250 Smart Air Purifier

Airmega 250は、Airmega AP-1512HH Mightyと同じCoway社製で、基本的な機能は同等ですが、この製品はより広範囲を清浄でき、最大930平方フィートの空間を30分で浄化することができます。また、0.01ミクロンの粒子に対応する超高性能フィルターを有しており、花粉などのアレルゲンを99.999%除去することに加え、空気中の悪臭を99％低減します。また、自動モードでは24時間365日空気をモニタリングし、空気が悪い時はRapid Modeでパワフルに浄化し、不要なときにはパワーをセーブして消費電力を節約してくれます。

音声コントロールが可能

Levoit Core 400S Smart True HEPA

この機種はLevoit社で最高性能を持つ空気清浄機です。比較的広い部屋に使え、静音性（最小24dB）も優れていて、一晩中稼働し続けたとしても安眠を妨げることがありません。その他にも、VIEW AIR QUALITYというレーザーによるごみセンサーが空気中に浮遊する粒子をスキャンし、PM2.5を継続的にモニターしてアプリでグラフを作成してくれます。また、Amazon AlexaとGoogleアシスタントと接続することで、料理中や子供・ペットの世話中に手がふさがっていても音声で操作できます。

優れたパフォーマンスとデザイン – Winixシリーズの代表機種

Winix 5500-2

この機種は空気中の微粒子に対して優れた性能を持ち、ダニ、ペットのフケ、花粉など、空気中の0.3ミクロン単位のアレルゲンを99.97%除去します。活性炭から作られたAOCフィルターは料理などの臭いを除去し、洗うこともできます。出力は手動では4段階に調整でき、自動モードではスマートセンサーが部屋の空気を測定します。スリープモード付きで、夜間の動作音を抑えてくれます。

Winixシリーズのより洗練されたモデル

Winix AM90

Winix AM90はWinixシリーズの最上位機種です。プラズマウェーブを発生させ、匂いやアレルゲン、化学物質、その他の汚染物質を分子レベルで分解します。また、Wi-Fi接続することで、Winixスマートアプリに接続してお部屋の空気をタイムリーにコントロールしたりモニタリングすることができたり、Alexaと連携して音声コマンド設定を変更したり部屋の状態を音声で確認することができます。

円柱タイプで最も高性能

BlueairBedroom Air Purifier Blue 311 Auto

この機種はワンタッチで自動モードに切り替えでき、自動でファンを調整してくれます。LED表示は空気の状態を、良好（青）、そこそこ（オレンジ）、汚い（赤）の3段階で表示してくれます。BlueairのHEPASilentデュアルフィルトレーションは従来のHEPAフィルターよりも最大45％速く清浄化し、花粉を99.99%、アレルギーや喘息の原因となるアレルゲンや有害物質を低減します。また、最大67％騒音を低減することから、最も静かな空気清浄機の1つとして評価されています。米国で最も多くの賞を受賞した空気清浄機ブランドとしても有名で、Wirecutter Pick – The Best Air Purifier部門にて2019、2020、2021の3年連続でThe Spruce Recommends – Top Pickを受賞しています。

広い部屋でも使えるスクエアータイプ

Blueair Blue Pure 211+ Auto

この機種の特長は「シンプルなワンボタン制御」で、ボタンひとつプッシュすれば数分間で部屋の空気をきれいにしてくれます。BlueairのHEPASilentフィルターは0.1ミクロンまでの物質を除去し、カーボンフィルターはタバコや、ペット、調理による生活臭を低減してくれます。静音性能や省エネにも定評があり、白熱電球より少ないエネルギー（30W）で使用することができます。また、Blueairは米国で最も多くの賞を受賞した空気清浄機ブランドで、サステイナブルを意識したスウェーデン様式のデザインを取り入れています。

Blueairのフラッグシップ機

Blueair healthprotect 7470i

この機種は空気清浄機のトップブランドのBlueair社が誇るフラッグシップ機です。空気清浄能力、機能性、操作性いずれをとってもトップクラスのパフォーマンスを発揮します。SmartFilterのRFIDチップは浄化レベルをリアルタイムで監視・追跡し、フィルター寿命を計算し、交換の必要性を知らせてくれます。本体上部の液晶画面には、温度、フィルター寿命、部屋の湿度など、感知した情報が表示され、アプリ（AndroidとiOS）とも連携できます。このアプリを使って様々なカスタマイズが可能です。Blueairは米国で最も多くの賞を受賞した空気清浄機ブランドで、7470iは、Oprah’s Favorite Things 2021、Business Insider Best Smart Air Purifier 2021、RedDot Product Design 2021、IF Product Design 2021を受賞しています。

家電で定評のあるHoneywellの空気清浄機

Honeywell HPA300

Honeywell HPA300は、セットアップはとても簡単で、フロントパネルを開けて、付属のフィルターのビニールを外すだけです。上部のコントロールパネルの近くにクイックガイドがあり、マニュアルなしでも簡単に操作できます。多彩な設定や機能はありませんが、タイマーや夜間用のモードなど基本的な機能は有しています。オートモードはないものの、フィルター交換時期を教えてくれる機能や、2、4、8時間の自動オフタイマーなど便利な機能を備えています。

加湿機能を併せ持つSHARPプラズマクラスター

SHARP Air Purifier And Humidifier

日本でお馴染みのシャープのプラズマクラスター空気清浄機は、アメリカでも人気です。Euromonitor International Limitedという国際機関から、「World’s Leading Air Purifier Brand」に認定されるほど品質には定評があります。またこの機種は加湿機能も付いており、乾燥した地域の多いアメリカで活躍してくれます。活性炭脱臭フィルター、HEPAフィルター、加湿フィルターが付いており、性能評価では1時間に1,230平方フィートまで有効、254平方フィートで1時間に4.8回の空気入れ替えで空気を清浄化することが検証されています。各フィルターは環境に応じて最大5年まで使用でき、洗浄可能なマイクロスクリーンパネルを採用しています。

以上、アメリカで人気の空気清浄機について紹介しました。参考になれば幸いです。