日本とアメリカでは家に棲みつくダニやノミなどのいわゆる「害虫」に違いはありません。もちろんゴキブリもいます。
アメリカの部屋、特にベッドルームなどは、写真のようにデフォルトで床一面にカーペットが敷き詰められていることが多く、害虫の発生源・棲み家となることから、駆除(ペストコントロール)はアメリカでもごく一般的に行われています。
日本では薬局などで手軽に入手できる「バルサン」が有名で、誰もが一回は使ったことがあると思いますが、アメリカではバルサンに相当する製品は手に入るのでしょうか?
答えはYesです。
アメリカ版のいわゆるバルサンは、フォガー(Fogger)と呼ばれています。
中でも有名なのが「Hot Shot」というシリーズ。
Target、CVS、ホームデポなど、どこでも見かける商品です。
値段は6本(6部屋 or 6回分)入って20ドル前後と、まぁ安くもないし高くもないというお値段。
しかし、害虫駆除を業者に頼むと最低でも100ドルは取られますので、それと比べると割安です。
Hot Shot Fogger6 with Odor Neutralizer, 3/2-Ounce, 2-Pack
使い方はいたって簡単。
キャップを取って、缶を上下に10回ほど振って、ボタンをプッシュするだけ。
日本のバルサンのように、水を入れてから徐々にスモークが発生するスタイルではありませんので、押した瞬間にスプレーが噴射します。
自分に当たらないように注意しましょう。(マスク推奨)
また、噴射後の缶は椅子などの台の上に乗せ、下には新聞紙などを敷いておきます。
最低2時間おいたら完了です
効果は約2か月持続します。
それから注意点もしっかり守りましょう。
これはバルサンと同じで、十分な効果と安全性を確保するためには付属の説明書をしっかり読んで対応することが必要です。
以下、ポイントの抜粋です。
- 部屋をしっかりと閉め切る
- 精密機器(テレビやパソコン)をカバーする
- 食品や食器など、口に含むものをカバーする
- 乳幼児が触れるものをカバーする
- ペットがいる家庭は必ず外に出しておく
- 使用後には十分な換気と掃除を行う
キッチンのコバエ対策
キッチンのコバエなどでお困りの方はスプレータイプの「Kitchen Bug Killer Spray」がおすすめです。シンク下など戸棚の中でも使えますし、気になるところにワンプッシュするだけでピンポイントで効果を発揮して予防にもつながります。
Hot Shot Kitchen Bug Killer Spray, 14 Ounce
外からの害虫の侵入を防ぐ
玄関や窓から害虫の侵入を防ぐにはリキッドタイプの「Home Insect Control」を玄関マットや窓枠に吹きかけると効果的です。合わせてドアの下の隙間を塞ぐドラフトストッパーをつけておくと最強の組み合わせです。ドラフトストッパーは冷暖房効率UPにもつながりますので防虫以上の効果がありますよ。
Hot Shot Home Insect Control 24 Ounces
以上、アメリカ版バルサンについて紹介させていただきました。
新居に引っ越したばかりの方、害虫が気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。