Chase Ink Businessクレジットカードをご存知でしょうか?
このカードはChaseが発行するビジネスカードで、一般の人(駐在員など)でも作成できます。
最大の魅力は何と言っても「年会費が無料」で、しかも750ドルのキャッシュバックがあることです。
ミニマムスペンドが3か月で6,000ドル(期間限定)とやや多いですが、無料なので、ミニマムスペンドをクリアできるなら絶対に作ったほうがいいと断言できるカードです。
「会社員などでもビジネスカードを作れるの?」と疑問を持たれるかもしれませんが、不用品の売買やポイ活などもある種のビジネスですので、個人事業主(Sole Proprietor)&その他の業種(others)で申し込みができます。メールアドレス、電話番号、SSNは個人のものを使用できます。私の経験上、証明書などを求められることはありませんし収入などは自己申告で構いません。
Chase Ink Businessの概要
Chase Ink Businessの無料カードは以下の2種類が用意されています。両者の違いは、カード利用時のポイント還元率のみです。
Chase Ink Business Cash | Chase Ink Business Unlimited | |
外観 | ||
年会費 | 無料 | 無料 |
入会ボーナス | 75,000UR ポイント (750ドルに現金化可能) | 75,000UR ポイント (750ドルに現金化可能) |
ミニマム スペンド | 3ヶ月で6,000ドル | 3ヶ月で6,000ドル |
外貨手数料 | 3% | 3% |
カード利用時の ポイント | オフィス用品 5% インターネット 5% ケーブルテレビ 5% 電話サービス 5% ガソリンスタンド 2% レストラン 2% その他 1% ※5%及び2%還元は25,000ドル上限 | 全てに1.5% (カテゴリの制限なし) |
その他特典 | 初年度APR 0% | 初年度APR 0% |
初年度APR 0%とは?
APRは”Annual Percentage Rate”の略で、カード利用額を支払い期日までに全額支払わなかった場合や、キャッシングをした際に課される金利です。
通常、初年度からAPR 15~25%が掛かるカードが多いですが、Chase Ink BusineeをはじめとしたビジネスカードはAPR 0としているものが多いです。ビジネスでは初期投資がしやすくなるように配慮されたカードという事ですね。
APR 0%の何がいいかというと、ミニマムスペンドで使った費用の支払いを先延ばしにできるという点です。
クレジットカードを複数持っていたり、株式投資などをしていると、急な出費などで現金が足りなくなってしまうということがあり得ますが、APR 0であれば自分の裁量でフレキシブルに対応できます。
URポイントの使い道
Chase Cash Ink Business Cash/Unlmitedカードで貯めたURポイントは以下の用途で使えます。
Chase Sapphire Preferredとは違って単体では航空会社マイルやホテルポイントにトランスファーすることはできませんので、その点は留意する必要があります。
1ポイント1セントで現金化
URポイントは、Chaseの公式サイトで1ポイント1セントで現金化できます。
例えば、7,280ポイントを保有していた場合、72.85ドルが現金化できるという事になります。
つまり、入会ボーナスで獲得した75,000 UR ポイントは750ドル に現金化できます。
さらに、Cash/Unlimitedは還元率が1.5%~5%なので、100ドル使うと、1.5ドル~5ドル戻ってきます。
使ってみると驚くほどザクザクとポイント=現金が溜まっていきますよ。
現金化の方法は「カード利用額から控除」する方法と「銀行口座に現金で入金」する方法があります。
Chaseの銀行口座をまだお持ちでない方は、この機会に検討してみてください。紹介リンクからの入会で200ドルもらえます。
関連記事:アメリカ最大手Chase銀行の口座開設ガイド(オンラインで完結)
個人的には、以降で紹介する特典で「コレ!」というものがなければ控除ではなく指定口座への入金をお勧めします(ポイントを貯めておく理由があまりないので)。
Apple製品を10%オフで購入
また、ポイントの有効な使い道として、ChaseのポータルサイトからApple製品を10%オフで購入することもできます。
現金化のときは、1ポイント1セントの価値でしたが、Apple製品を購入する場合は1ポイント 1.1セントの価値となります。
例えばAirPods(第3世代)を購入すると仮定すると、公式サイトの価格が169ドルなので、本来であれば16,900ポイントが必要なところ、15,363ポイントで済むということです。
アップル製品好きの方にとってはお得なポイントの使い方ですね。
ギフトカードに交換
Chaseのポータルサイトはギフトカードの交換にも対応しています。
あまり種類は豊富ではありませんが、記事作成時点ではセールでHome DepotやMacys’sなどが10%オフで交換できました。
10%オフの場合、アップル製品と同様、1ポイント 1.1セントの価値という事になります。
ただし、セール品以外は1ポイント1セントになってしまうので、基本的には現金化する方がお得だと思います。
よく使うショップが10%オフで交換できる人にはギフトカードも良い選択肢だと言えます。
Chaseポータル経由でお得に買い物
ビジネスアカウントに用意されている「Shop through Chase」というポータルサービスを使うと、オフィス用品のショップや、日常使いもできる衣料品などのブランドなどから買い物ができます。
このポータル経由で使えるショップの数は400を超え、ユニクロやGAPなども含まれています。
例えば、ポータルを経由してGAPで買い物をすると、4ポイントが1ドル、すなわち1ポイントが25セントの価値になるという事になり、ポイントの価値を数倍に高めることができます。
その他のカード利用特典:幅広いジャンルで使える期間限定オファー
カードが手元に届くと、スマホアプリやパソコンのChaseアカウントから「期間限定オファー」に申し込めるようになります。
この期間限定オファーは常時行われていて、その時々でオファーに出てくるお店や割引率が違います。
オファー期間は2~3週間のものが多く、申し込んで(ボタンを押すだけ)からカードを利用すれば5~20%の範囲内で割引が適用されます。
例えば、以下は記事作成時点のオファーをスクショしたものですが、全部で55個ありました。
一例として、ファストフードが全て10%(マクドナルド、サブウェイ、Shake Shack、Five Guys、ダンキンドーナツ)、ホテルが10~15%(ウェスティン、クラウンプラザ)、ガソリンが5%(エクソンモービル)、動画サービスが10~20%(YouTube、ESPN、Disney+)、その他、チョコレートで有名なゴディバとリンツが10%、カード利用ポイントとは別に付与されます。
まとめ:Chase Ink Businessは無料カードの最上位!
ここまで結構なベネフィットを説明してきましたが、自分でも改めてスゴさを実感しました。
なんせ年会費「無料」ですからね。
ミニマムスペンド6,000ドルをクリアすれば75,000ポイント(750ドル)の入会ボーナスが手に入ります。
750ドルもらえるなら、家賃支払いなどで多少手数料を払っても十分におつりが来ますしね。
「Ink Business Cash」と「Ink Business Unlimited」の違いは還元率の違いだけですので、2%以上のカテゴリで良く買い物をする方はCash、それ以外の方はUnlimitedを選択すればよいと思います。
Chase Ink Business Cash | Chase Ink Business Unlimited | |
外観 | ||
年会費 | 無料 | 無料 |
入会ボーナス | 75,000UR ポイント (750ドルに現金化可能) | 75,000UR ポイント (750ドルに現金化可能) |
ミニマム スペンド | 3ヶ月で6,000ドル | 3ヶ月で6,000ドル |
外貨手数料 | 3% | 3% |
カード利用時の ポイント | オフィス用品 5% インターネット 5% ケーブルテレビ 5% 電話サービス 5% ガソリンスタンド 2% レストラン 2% その他 1% ※5%及び2%還元は25,000ドル上限 | 全てに1.5% |
その他特典 | 初年度APR 0% | 初年度APR 0% |
その他のChaseのクレジットカードは以下の記事で紹介しています↓