今回はChaseのクレジットカードの中でも最も身軽に使えるChase Freedom Cardを紹介します。
このカードの魅力は、年会費永年無料にも関わらず、5%還元のカテゴリの選択肢が広く、ミニマムスペンドに対して得られる入会ボーナスが良いところです。
アメリカのクレジットカードに興味はあるけど、「年間費を支払うのはちょっと」という人や「ミニマムスペンドをクリアできるか不安」という人にピッタリのカードです。
また、普段使いでポイントがザクザク貯まりますので、節約志向の人にピッタリのカードと言えます。
以下で、詳しく解説していきます。
Chase Freedom Cardの概要
Chase Freedom Cardは全て無料で4種類ありますが、特典が良いカードは以下の2種類です。
両者の違いは、カード利用時の「ポイント還元率」と「カードブランド」のみです。
Chase Freedom Unlimited | Chase Freedom Flex | |
外観 | ||
カードブランド | VISA | MasterCard |
年会費 | 無料 | 無料 |
入会ボーナス | 20,000UR ポイント (200ドルに現金化可能) | 20,000 UR ポイント (200ドルに現金化可能) |
ミニマム スペンド | 3ヶ月で500ドル | 3ヶ月で500ドル |
外貨手数料 | 3% | 3% |
カード利用時の ポイント | スーパー 5% 旅行(URポータル利用) 5% レストラン(テイクアウト、デリバリー含む) 3% ドラッグストア 3% その他 1.5% | 3ヶ月ごとに変わる対象カテゴリ 5% (スーパー or アマゾン or ガソリンなど) 旅行(URポータル利用) 5% レストラン(テイクアウト、デリバリー含む) 3% ドラッグストア 3% その他 1.5% |
その他特典 | 15ヶ月 APR 0% | 15ヶ月 APR 0% |
※他の2つのカード(Student/Slate Edge)は学生向けであったり、支払い残高を移転(バランス・トランスファー)できるなど特殊な目的で作るものなので、特典が良くありません。
URポイントの使い道
Chase Freedom Cardで貯めたURポイントは以下の用途で使えます。
Chase Sapphire Preferredとは違って単体では航空会社マイルやホテルポイントにトランスファーすることはできませんので、その点は留意する必要があります。
1ポイント1セントで現金化
URポイントは、Chaseの公式サイトで1ポイント1セントで現金化できます。
例えば、7,280ポイントを保有していた場合、72.85ドルが現金化できるという事になります。
つまり、入会ボーナスで獲得した 20,000 UR ポイントは200ドル に現金化できます。
さらに、Unlimited/Flexはいずれも還元率が1.5%~5%なので、100ドル使うと、1.5ドル~5ドル戻ってきます。
使ってみると驚くほどザクザクとポイント=現金が溜まっていきますよ。
現金化の方法は「カード利用額から控除」する方法と「銀行口座に現金で入金」する方法があります。
Chaseの銀行口座をまだお持ちでない方は、この機会に検討してみてください。紹介リンクからの入会で200ドルもらえます。
関連記事:アメリカ最大手Chase銀行の口座開設ガイド(オンラインで完結)
個人的には、以降で紹介する特典で「コレ!」というものがなければ控除ではなく指定口座への入金をお勧めします(ポイントを貯めておく理由があまりないので)。
Apple製品を10%オフで購入
また、ポイントの有効な使い道として、ChaseのポータルサイトからApple製品を10%オフで購入することもできます。
現金化のときは、1ポイント1セントの価値でしたが、Apple製品を購入する場合は1ポイント 1.1セントの価値となります。
例えばAirPods(第3世代)を購入すると仮定すると、公式サイトの価格が169ドルなので、本来であれば16,900ポイントが必要なところ、15,363ポイントで済むということです。
アップル製品好きの方にとってはお得なポイントの使い方ですね。
ギフトカードに交換
Chaseのポータルサイトはギフトカードの交換にも対応しています。
あまり種類は豊富ではありませんが、記事作成時点ではセールでHome DepotやMacys’sなどが10%オフで交換できました。
10%オフの場合、アップル製品と同様、1ポイント 1.1セントの価値という事になります。
ただし、セール品以外は1ポイント1セントになってしまうので、基本的には現金化する方がお得だと思います。
よく使うショップが10%オフで交換できる人にはギフトカードも良い選択肢だと言えます。
Chaseポータル経由でお得に買い物
ビジネスアカウントに用意されている「Shop through Chase」というポータルサービスを使うと、オフィス用品のショップや、日常使いもできる衣料品などのブランドなどから買い物ができます。
このポータル経由で使えるショップの数は400を超え、ユニクロやGAPなども含まれています。
例えば、ポータルを経由してGAPで買い物をすると、4ポイントが1ドル、すなわち1ポイントが25セントの価値になるという事になり、ポイントの価値を数倍に高めることができます。
その他のカード利用特典:幅広いジャンルで使える期間限定オファー
カードが手元に届くと、スマホアプリやパソコンのChaseアカウントから「期間限定オファー」に申し込めるようになります。
この期間限定オファーは常時行われていて、その時々でオファーに出てくるお店や割引率が違います。
オファー期間は2~3週間のものが多く、申し込んで(ボタンを押すだけ)からカードを利用すれば5~20%の範囲内で割引が適用されます。
例えば、以下は記事作成時点のオファーをスクショしたものですが、全部で55個ありました。
一例として、ファストフードが全て10%(マクドナルド、サブウェイ、Shake Shack、Five Guys、ダンキンドーナツ)、ホテルが10~15%(ウェスティン、クラウンプラザ)、ガソリンが5%(エクソンモービル)、動画サービスが10~20%(YouTube、ESPN、Disney+)、その他、チョコレートで有名なゴディバとリンツが10%、カード利用ポイントとは別に付与されます。
Chase Sapphire Preferredを作ってポイントの価値を最大化
Chase Freedom Cardを作るのであれば、将来的にChase Sapphire Preferredの作成を検討してみることをおすすめします。
年会費が95ドルかかりますが、年会費以上のベネフィットがあり、Freedom Cardで貯めたURポイントを航空会社のマイルやホテルポイントに交換することができます。
URポイントのポイントの活用方法については以下の記事でも紹介しています。
関連記事:【最強コスパ】Chase Sapphire Preferredレビュー
まとめ:Chase Freedom Cardは節約志向の方におすすめのカード!
このカードの魅力は、年会費永年無料にも関わらず、5%還元のカテゴリの選択肢が広く、ミニマムスペンドに対して得られる入会ボーナスが良いところです。
また、コストコなどでも使えるVISAブランドが選べることも大きなメリットです。
アメリカのクレジットカードに興味はあるけど、「年間費を支払うのはちょっと」という人や「ミニマムスペンドをクリアできるか不安」という人にピッタリのカードです。
また、普段使いでポイントがザクザク貯まりますので、節約志向の人にピッタリのカードと言えます。
アメリカ生活を豊かにしてくれる「作れるなら絶対に作るべきカード」の一つと言えますので、この機会にぜひ検討してみてください。
アプルーブされなかった時の対処法
原因は、クレジットスコアが足りていない(目安:740以上必要)か、クレジットヒストリーの期間が短い(目安:1年以上必要)ことが考えられます。
その場合は、Chaseの銀行口座を開設してChaseとの信頼関係を構築しておくことで「目安」に満たなくてもクレジットカードがアプルーブされる確率が上がります。
Chaseの銀行口座(Checking口座 = アメリカの一般的な預金口座)はオンラインで10分ほどで開設できて200ドルもらえますので、まだ開設していない方はこの機会に検討されるとよいと思います。開設方法は以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしていただけると幸いです。